戦気 寒流帯月澄如鏡

 戦気 寒流月帯びて澄ること鏡の如し

 

武蔵先生の書のひとつですが、とても気に入っているのでご紹介したいと思います。

私なりに調べたり、意味を考えたり想像した解釈ですがお話しさせて頂きます。

 

戦いとは。凍えそうな寒さ。

空には月が輝き、流れゆく川に映り込む。

その光景はまるで鏡を見ているかのようだ。

 

戦いに挑むときの心構えの事を書いているのですが、寒という言葉からピンと張り詰めた様な緊張状態を想像しました。流とは川の事ですが自然の偉大な力、人間にはどうしようも出来ない事。

戦いの緊迫した状況でありながらも月が水面に映り込み、それが鏡の様であると感じる余裕。まさにどのような状況でも常に平常心である、と言う教えであろうと思っています。

 

ブログの初めに、加治屋宗家がお書きになった平常心についてのお話し。

心がけてはいるものの、常に心は揺れ、難しいものです。

あらゆる場面で見るものすべてが美しい。そう感じれるようになったらどんなに素晴らしいかと思いつつ・・・また稽古に励みたいと思います。

 

                前田 典子